会社にとっては、テレビやラジオ、ネットなどの広告宣伝・コールドコール(新規の相手への電話営業)・ダイレクトメール(DM)、チラシのポスティングなどのセールスプロモーションを使って新規顧客、見込客を増やす取り組みが一番手間がかかる、つまり営業コストのかかる部分です。しかし、誰かに誰かを紹介してもらうリファーラル(紹介)は、お金のかかる広告宣伝・電話営業・DMなどを使わないので、あまりコストをかけることなく新規顧客や見込客を増やせる最も効果的なワザなのです。

基本的に、あなたの会社の商品のことをよく知っている人が「この人ならきっと顧客になってくれるだろう」という人を紹介しれくれるのですから、あなたの会社の商品のことをまだよく知らない新規顧客、見込客よりも、かなり成約率は高くなります。しかも、知り合いに紹介してもらったという意識があるので、紹介されたお客様も一度だけではやめにくいので、継続する確率も通常より高くなります。

もちろん、ここで見込客をリファーラルしてくれる人は、既存のお客様だけではありません。業務提携している会社や関連業務をお願いしている協力会社、あなたや社員の友人、知人、友人の友人も含まれます。それぞれの紹介者に、あなたの会社の商品を「もっとリファーラルしたい」と思ってもらえるようなインセンティブ(誘因=その人のやる気や意欲を引き出す外からの刺激)は何かを考えてみましょう。

例えば、新しいお客様を1人紹介すると「3000円引きになります」「3000ポイントがもらえます」「会費が1カ月無料になります」といったインセンティブは、ネットやチラシ、近所のお店の張り紙でも見かけることがあります。
こうしたリファーラルによるインセンティブは、既存のお客様にアプローチする良いきっかけになります。大切なポイントは、リファーラルを通して、既存のお客様に日頃の感謝を伝えることです。「いつもありがとうございます!日頃の感謝として、今、お友だちをご紹介いただくと…」

まずは今のお客様や業務上のパートナーについてもっとよく知り、その方々があなたの会社の商品を、どうすれば「もっとリファーラルしたい」と思ってくれるかを検討してみましょう。

そのうえで、それぞれの紹介者の方に向けたリファーラルをお願いする資料を作成します。次に、実施スケジュールを作成し、今回の具体的な数値目標、誰が何をいつまでにどのように行い、誰がいつどのように評価するかを決めておきます。実施後は、きちんと効果を測定し、より効果的なリファーラルになるように、見直しをしましょう。

やるべきタスク
1. 紹介者へのインセンティブを決める。
2. 紹介者への各種資料を作成する。
3. 具体的な数値目標、報告体制(担当設置)を決める。

例えば、あなたの会社に10 人の営業担当者がいたとします。当然ですが、それぞれの売上成果にはかなりの個人差が出るはずです。100 件訪問して10 件の契約をとる営業担当者もいれば、100 件訪問して1件しか契約のとれない営業担当者もいます。

では、100 件訪問して10 件の契約をとる営業担当者は、一体どんな営業を行っているのでしょうか? そのやり方を会社全体の営業スクリプトとして使えれば、もっと営業の成果が出ると思いませんか? この営業スクリプトを作る方法には、いろいろなやり方があります・

例えば、優秀な営業担当者に同行して、その営業の手順、会話の特徴などをメモして列挙してみましょう。100 件訪問して1件しか契約のとれない営業担当者のやり方も同じようにスクリプトにして2つを比較すれば、どこが違うか、優秀な営業担当者はどのような手順で初回の訪問から契約につなげているのかがよくわかるはずです。そのポイントになる点をまとめて、手本となる営業スクリプトを作成します。

次にその草案スクリプトを他の社員にも適応できるように、できそうなことから優先順位を決めます。そうやって社員教育用の資料を作成します。

社員教育用資料が完成したら、関係者で実際に社内研修を実施します。その際には、その優秀な営業担当者のやり方をビデオに録画して、みんなでその良い点を見つけて話し合うのも良いでしょう。また、いくつかのケースをあげて各社員にデモンストレーションを行ってもらいながら、グループで改善点を話し合うのも効果的かもしれません。

こうした営業スクリプトの活用、社員教育の実施によって、100 件訪問して1件しか契約のとれなかった営業担当者が、100 件訪問して5件の契約がとれるようになれば、成約率は5倍になります。しかも、営業担当者全員で取り組めば全体の営業スキルも上がるし、今いる社内スタッフだけで行えることなので固定費に影響しません。あなたの会社には営業スクリプトはありますか? ない、あるいはもっと改善したいと思ったら、会社全体ですぐに取り組みましょう。

やるべきタスク
1. 発生しそうなスクリプトを列挙し、優先度を決める。
2. 草案スクリプトと社員教育資料を作成する。
3. 社員教育を実施。今後の新人向けのために録画する。
4. 定期的にスクリプト実施状況を確認する。
5. 各スクリプトに対してステップ1-4を繰り返す。

多くのフランチャイズモデルが、ビジネスの中心は人と人のスキルであると語っていますが、ActionCOACHにとって、それは本当に重要なことなのです。それはおそらく、同社の提供する製品の中で最も重要な要素です。

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今日パンデミック前よりも経済状況が悪化しています。パンデミック時には、コロナによるロックダウンで中小企業は苦戦を強いられました。閉鎖に追い込まれた企業の中には、30以上の歴史を持つ企業もありました。多くの人が、激動の業界で成功するために最適なフランチャイズに参加するチャンスを探すようになったのです。創業29の中小企業向けコーチングフランチャイズ「ActionCOACH 連合」は、この時代の流れを積極的に支援しています。

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ケントの人生に大きな影響を与えたActionCOACHには、本当に感謝しています。彼が亡くなってから受けた厚い支援について考えると、感慨深いものがあります。」

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