4-03 未来の組織図を作る
今の組織図を基に
未来の組織図、将来の役職候補者を設けましょう。
会社に組織図がありますか?せっかく組織図があっても、そのとおりに機能していない会社もあります。社長がいなくても会社が運営できる将来の中長期的な組織図、あるいは少人数の会社なら役割分担表を作成しましょう。
最初に各事業部の役割を明確にします。その事業部の役割ごとにどんな仕事があるのかを縦軸に、事業部の社員を横軸にして役割分担表を作成してみましょう。
例えば、縦軸の訪問営業に対して、Aさんは自分だけで完全にできて他の人にも教えられるレベルの◎、Bさんは自分だけで完全にできるけど他の人に教えられないレベルの○、まだ完全にできていないけど将来できるようになるレベルのCさんは△、訪問営業という仕事に全く向いていないDさんは×、といった具合に、仕事ごとに役割を整理します。この時、事業部内で重要な仕事を縦軸の上の方に、重要な仕事をこなす人を横軸の左端から順番に並べていきます。そうすると、横軸の右端は新人で、重要度の低い役割を行うことになり、仕事の重要度別の役割分担表が完成します。
組織図は、事業部や社員が多いから作るのではありません。会社の目的である5つのKPIを達成するために作るのが組織図です。5つのKPIとは、リード数(集客数)、成約率、取引回数、平均客単価、利益率という会社の売上を決める5つの数字のことで、それぞれの数字についての責任を持つ事業部ごとに組織図の草案を作成します。
例えば、ネットを中心にお客様を集客しているリフォーム会社のA社の場合は、集客はネットマーケティング部、成約率はお客様を直接訪問する営業部、取引回数は顧客管理を行うカスタマーサポート部、平均客単価と利益率は実際に工事を行う制作部です。このように、どこの事業部の責任なのかが明確になるようにしてください。
会社の目標が決まれば、各事業部のやるべき役割も決まってきます。どんな仕事をするかではなく、どんな目標を持つのかで役割を決めます。既存の部門名ではなく、必要な役割に基づく事業部で組織図の草案を作成します。
次に事業部ごとの責任者を決めますが、暫定的に既存の役職者が2つの事業部の役職を兼任することもあるかもしれませんが、将来は1つの事業部に1人の役職者となるように、未来の役職候補者を設けましょう。暫定の組織図が出来上がったら、社内に公開し、実際に運営しながら各事業部の責任範囲を調整しましょう。
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