1-11 事業提携する
お互いの顧客や商品、サービスを紹介し合える
双方向の戦略パートナーを増やしましょう。
「打ち合わせで個室を借りたいんですが?」「すみません。その日はすべての個室に予約が入っていて、空きがありません…」 これでは、せっかくの売上の機会を失うことになります。
それよりも「その日時、うちの店は空いていませんが、提携している近くのお店を数店ご紹介できます」「うちのお店からの紹介だと、それぞれの店によって5~10%の割引もありますよ」と答えて、「ではご紹介をお願いします」ということになれば、問い合わせをしてきた顧客にも、提携先のお店にも喜んでもらえたうえに、提携先のお店から10~20%の紹介手数料(売上)を受け取ることができます。あるいは提携先から紹介を受けることもあります。
このように、他社の商品やサービスを活用することで自社の売上を伸ばすのが事業提携です。
ポイントは、競争相手、コンペティター(Competitor)となる相手を、自社の足りない部分を埋めてくれる協力者、コーポレーター(Cooperator)、事業提携先にすることにあります。
単に自社の顧客を紹介して手数料を受け取るような一方通行な事業提携に比べ、お互いの顧客や商品、サービスを紹介し合える双方向の戦略パートナーを増やせればなお良いですね。
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