ActionCOACHジャーナル Vol.27(3-01 ビジョンを明確化する)


起業しただけで、会社がうまくいくわけではないことは誰でも理解しています。人も会社も明確な目標、ビジョンがないとうまく行動できません。会社がどの方向に進もうとしているのか、会社のビジョンを明確にし、成功へのロードマップを作成しましょう。


綿密な計画は成功へのロードマップです。一生懸命働いても、それだけでは成功には至りません。あなたの時間、お金、エネルギーを最大限に活用する必要があります。スタッフの増員予定、新しいお店の開設計画、労働時間の短縮化の検討、サービスの拡大など、ビジネスを成功へ導くためのロードマップを作成する必要があります。


まずは、優先順位のカテゴリーを決めることです。カテゴリーは主に 3 つに分けることができます。ニーズ(必要性)、ウォンツ(欲求)、ビジョン(展望)です。


1)ニーズ(必要性)

ニーズは、ビジネスを継続するための最も重要な基本事項です。売上の確保、請求書の支払い、製品の入手、月々の利益の維持。これらはすべて、ビジネスを継続していくうえで必要なことです。ニーズは常に最優先事項です。


2)ウォンツ(欲求)

これは、あなたが達成しようとしている短期的な計画の動機です。あなたや社員が満足できる暮らしを送るためには、毎月どれぐらいの売上と利益が必要でしょうか? 正しい動機があれば良い結果につながります。


3)ビジョン(展望)

あなたのビジネスの方向性を示す長期的計画を含むカテゴリーです。ウォンツ(動機)とは異なり、社員のやる気を引き出し、あなたの会社の収益に大きな影響を与えることを意味します。社員は会社のビジョンを理解していますか? あなたは社員全員のビジョンに応えられる経営ビジョンを持っていますか? もしも会社のビジョンが明確でないなら、まずは草案を作成し、社内で良くディスカッションして、あなたの会社のビジョンを決めましょう。


ビジョンが決まったら、その実現のためにどういうウォンツ、ニーズが必要かを考え、30日後、60日後、90日後、1年後、3年後の具体的な実現度合いを決めて数値化しましょう。ビジョンを短期の数字目標に定量化することが社員のやる気になります。社員全員が理解したビジョン、成功へのロードマップがあることが、あらゆる場面でビジネスを支える重要な基盤となります。


やるべきタスク
1. 経営者が抱えるイライラや夢、自社の強みなどを列挙する。
2. ビジョン草案を作成する。
3. 社員に配布し、ディスカッションする。
4. ビジョンを固めて、営業資料や社内資料に反映する。


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