ActionCOACHジャーナル Vol.22(2-09 人件費を適正化する)


繁忙期と閑散期で必要なスタッフの数が違う場合、繁忙期には外注やバイトを増やし、閑散期には外注やバイトを減らすことで、固定費の大半を占める社員の数を年間を通して抑制できます。こうした外注の活用で効率化を図り、収益を改善しましょう。


あなたの会社の売上高はいくらですか?売上高は利益+固定費+変動費から成り立っています。固定費(不変費)とは、売上の増減にかかわらず発生する一定額の費用のことです。社員の給与などの人件費、地代家賃、水道光熱費、接待交際費、リース料、広告宣伝費、減価償却費などがこれです。変動費(可変費)とは、売上の増減によって変動する費用のことです。原材料費、仕入原価、販売手数料、消耗品費などです。


普通、人件費は固定費に分類されますが、繁忙期だけに採用する派遣社員やアルバイトの給料、残業手当は変動費と考えられます。財務諸表で固定比率(固定費÷売上)や変動費率(変動費÷売上)を分析します。変動費率が小さいなら、社内でまかないすぎです。アルバイトや残業の削減を検討しましょう。自分の業界の変動費率を把握し、適正な固定費と変動費をめざしましょう。


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